1日1本映画を観るのが高校時代の日課でした。好きな映画は「真夜中のカーボーイ」。登場人物の生き様にグッときて、2時間で人の心を掴む映像の力に引き込まれた。これが私の原点。
NHKに入ったのも、映画監督のような立場で番組づくりに関わりたかったからでした。
…とは言え、まさか入局4ヶ月でデビューするなんて夢にも思いませんでした。私が担当している「めざせ!会社の星」のディレクター陣の中では、私が1番の年下です。しかし、たとえ若手でも仕事は同じ。
番組の企画を考えたり、取材したい会社や人を探して密着取材を行ったり、スタジオ収録を仕切ったり…責任は大きいけど、仕事は現場で覚えなきゃ成長できない。身をもって痛感中です。
「予想外の出来事が番組を面白くするんだよ」。初めてのロケの日に、先輩からこんな言葉をもらいました。それまで私は失敗が怖くて仕方なかった。取材日数は限られてる。スケジュールも質問内容も完ぺきじゃなきゃ…と、準備にばかり気をとられていたんです。
でも、先輩のひと言で気持ちが軽くなりました。自分の思い通りに進めるだけが私の役割じゃない。ハプニングをチャンスに変える柔軟さが必要なんだ、って。まだまだ半人前だけど、これからも「テレビの楽しさ」を追求し続けます!