やりたいと思ったことは、とにかく挑戦してみる。たとえ困難な道を選んだとしても、途中で諦めない。僕の生き方は、今も昔も変わりません。高校時代もそう。「BOOK」を「BUK」って書いちゃうくらいの英語力で、オーストラリアに留学してしまって。けれど、行ってしまえば意外と何とかなるもんですよ(笑)。
オーストラリアでの学校生活は、僕に将来を描くきっかけを与えてくれました。洋楽に出会えたこと、他国の留学生たちと友達になれたことで、自分自身の価値観を広げられたから。帰国後は、大学で英語の勉強をしながら、モデルの仕事をしたり、日雇いの土木工事や塾講師のアルバイトをしたり…。寝る暇も無いほど忙しい毎日でした。
でも、この頃のがむしゃらな挑戦が、夢を掴むチャンスに繋がった。モデルの仕事で出会ったディレクターさんの紹介で、ZIP-FMで働くことになったんです。
ZIP-FMではAD(アシスタントディレクター)として3年半アルバイトをしました。まさに「修行」のような日々でしたよ。担当の番組が入ってる曜日は絶対に休めないし、要領も悪いから1日中スタジオにこもる日も少なくなかった。
けれど、この下積みがあったからこそ、スタッフとの信頼関係を築いていけたと思っています。その後、ADを終えてミュージックナビゲーターを任されるようになるのですが、初オンエアの日の出来事は今でも忘れません。
放送直前に、親友のお母さんが亡くなったという電話が入ったんです。頭が真っ白になりました。すぐにでもスタジオを飛び出して、親友の元へ向かいたかった…。でも、僕は残りました。「これが俺の選んだ仕事だろ。投げ出すわけにはいかないだろ」って自分に言い聞かせながら、懸命にテンションを上げて7時間の生放送に臨みました。
落ち込んでいても、体調が悪くても、楽しみにしているリスナーに最高の番組を届けなくてはいけない。ナビゲーターとして働く責任の重みを痛感した、長い長い1日でした。
「ひとりで見る夢は夢でしかないが、ふたりで見る夢は現実だ」。これはオノ・ヨーコさんの言葉です。僕の人生は、この言葉そのもの。
リスナーやスタッフ、友人や家族のおかげで、僕は夢を叶えられました。今度は僕が彼らをサポートする番!リスナーを勇気づける番組を、僕にしか伝えられない言葉で届けたい。
みんなも叶えたい夢があるなら声に出して誰かに伝えることが大切です。一緒に夢を見てくれる人を見つければ、辛いことも楽しいことも共有していけるはずだから。