トレーナーの合図に合わせて、プールの上をイルカたちがジャンプ!お客様の笑顔をステージから見ていると、小さい頃から夢見ていた舞台に立っているんだなぁと感じます。
初めてイルカトレーナーになりたいと思ったのは小学生の時。家族と見に行ったイルカパフォーマンスに興奮して「イルカと一緒に泳ぎたい!」って目を輝かせていました。
中学・高校時代も海の生き物たちに惹かれ続けて、海洋生物を学べる大学へと進学。授業のかたわら、将来は海に関わる仕事に就くために、潜水士やダイビングライセンスなどの資格取得にも励みました。だから念願の水族館への就職が決まった時は本当に嬉しかったですね。100人に1人しかなれないと言われるイルカトレーナー。まさか自分が選ばれるとは考えてもみませんでしたから、コツコツと頑張ってきた甲斐があったとしみじみ思います。けれど、喜んでいるのも束の間、厳しい下積み時代はここから始まりました。
職場に着いたら、まずはイルカたちの食事をトレーナー仲間と準備。イルカって1頭あたり1日に6〜10kg分のエサを食べるんです。全部で18頭、150kg以上もの魚を3回に分けて用意するのは骨が折れます…。
他にもお客様にイルカの飼育過程を解説したり、イベント用ポスターを制作したり、実はイルカを育てる以外にもたくさんの仕事をこなさなければなりません。けれど、不思議と苦労は感じないんです。早く一人前になるために、どんな仕事も日々勉強ですから。
イルカトレーナーになった今、次の私の夢は「海の生き物たちの魅力を多くの人に伝えること」。今はまだ半人前だけど、いつかイルカと一緒に泳ぐパフォーマンスができたら。
そして、目をキラキラとさせていた小さい頃の私と同じように、子どもたちに大きな感動を与えられたらと思うのです。