日本各地の百貨店のデパ地下や駅ビルなどに進出し、サラダを中心とした総菜を揃える店舗「RF1」。テレビでも度々取り上げられる人気総菜店の、全国でトップレベルの売上を誇るジェイアール名古屋タカシマヤの店長、それが山田さんだ。「健康」「安心・安全」などをテーマに販売展開している。
山田さんはリサイクルショップの運営をしていた頃、このままの家族経営では甘えが出ると考え始める。その後、大学卒業と同時に、運営から手を引くことになった。就職活動は多種多様な企業の話が聞ける、まさにいい機会。
しかし「企業の1つのコマとして働いて、喜びを感じますか」と毎回、最終面接で問われて入社を拒み続けた。そんなとき、今の会社の一言にほれる。「うちにコマは要りません、エンジンとなる人がほしいんです」
店長の仕事は、店頭販売や商品管理・発注の他に、大切なことがアルバイトスタッフの指揮。「できるだけスタッフの存在を明確にして、皆の意見を引き出すことによって、1つのいいチームができる。この店をよくするにはどうしたらいいか、言い合える関係が理想ですね」という山田さん。
5月に実施した“ごぼうのサラダ”の社内販売コンテストでは、全国の店舗No.1の売上を獲得した。「売上予算を達成したときもそうですが、一番嬉しいのはスタッフが目標意識を持ち、一丸となって頑張ってくれたときです」
今は販売現場の最前線を経験し、いつかは経営企画に携わるのが夢。現場でしか得られないものを身につけるため、デパ地下競争の中で山田さんは自分の腕と感性を磨いている。
「学生たちには、自分が楽しいと思うことを存分にしてほしいですね。私が商売へまい進したように、何に価値を置くかが重要だと思いますよ」