「人と関わり、精神的なサポートをする仕事はないか」と思い、現在キャリア・アドバイザーとして活動している武井さん。
人のやる気を起こさせるためのサポートには、「これだ」という正解はない。コーチングの手法などを取り入れながら日々、「人の一生に関わる仕事」に力を注いでいる。
この仕事を始めたきっかけは、再就職してから。会社の仕事で顧客へ訪問をしている際、お客さんに子育てのことなどを相談されると、何でも親身になって答えていたのが好評となった。
頼りにされるに従い「私の経験だけで話をするのは失礼に当たる」と感じた武井さんは、人との関わり方を理論的に学び、資格を取得。
本来、勉強はあまり好きではないが「必要だと思う資格のためなら勉強できる」「やりたいと思ったら絶対できる」こともわかった。
「10代だろうが40代だろうが、『これをやりたい!』と思う時期は絶対来るんですよ」
キャリアの仕事に携わる中で、感じるのは「経験」の差。経験をたくさん積めば、若いうちから自分のことがわかり、考える力も身につくのだが。
「考えずに社会へ出てしまうことが問題」の今、高校生に伝えたいこと。「やってみることで『合う』『合わない』がわかるもの。社会に出て気づくことはいっぱいありますから、アルバイトでも何でも、今いろんな経験をしてほしいですね」
最近、力を注いでいるのが「パフォーマンス学」。いかに自分を表現するか、コミュニケーションする上で大事な要素である。
パフォーマンス・カウンセラーという肩書きで「自分の表現の仕方」も伝えている武井さんは、これからも多くの人の人生を支援していく。「自分を理解し、相手の気持ちをくみ取れると生活しやすいですよ」