オトナカタログ

起業家
技術
安達 大祐
有限会社スターネスジャパン 代表取締役

学歴以上に、大事なのは思い

「社会人経験ゼロでも、何かおもしろいことをやってやろうと思い、会社を違う角度で見ながら転々としていた」安達さんはフリーターから一変、27歳で起業した。

そもそも中古ビジネスフォンは、ビジネスとして成り立つのだろうか。発想の経緯は、テレフォンアポインターとして電話機を売る仕事をしていた頃、会社などで使わなくなった電話機が、中古になって回収されてきたこと。あるとき「ゴミをリサイクルできないか」と思い、ネットオークションに出品したところ需要があった。

それを機に、中古のビジネス用電話を無償で譲り受け、販売することに。「新品のビジネス用電話を4、5台導入すると、工事費込みで70万円くらいはかかりますが、中古であれば20万ほどで導入が可能になる」ことが判明し、会社への卸しを目的にした会社を早速始めた。

起業の際に苦労したことは、周りの人からの反対。「親や当時の友人は理解してくれませんでした。突き進んでいけたのは、このままでは終わりたくないという気持ち。周りに反対されると、燃えるタイプですね」。

起業への不安よりも、今しかないという思いが先立った。「学歴はありませんが、大事なのは思い。好きなことであれば、勉強もできます。のし上がっていく気持ちがあればやっていけるのではないでしょうか」

小さな会社は目立ってナンボ

「人の縁に助けられている」と感じたのは、初めは起業のきっかけになったテレフォンアポインター時代の社長との出会い。そして起業・営業に関しては全くの素人だった彼に、経験や知恵を伝えてくれたのが交流会で出会った人生の先輩たち。異業種交流会に参加することで、彼の事業は強力に後押しされている。

多くの人との出会いの中では、自社のPR戦略も欠かさない。「いかに相手に記憶させるか、が重要です。自分のキャラクターで売っていかないと」と語る安達さん。

今の目標は販売拠点を全国に展開すること。東京よりも、大手業者の入っていない地方へ。「同業者の少ない地域を狙い目にやっていきたいです。地域の味方になりますよ」