「ホームページ(HP)を作るだけだと物足りない。相手の経営や考え方に入り込んだ提案をしていかないと」と語る野田さん。HP制作会社を大学卒業直前に立ち上げた。
1年ほど前に、顧客のニーズを聞いていると、女性向けのものを作ってほしい依頼が多く集まったことから、若い女性を活用したマーケティングを始めた。
組織名は『チームお嬢』、会員はOLや大学生を中心に300人。既存の商品をリサーチするための座談会や女性集客のためのアンケート調査などを行い、結果を企業に報告する新しいサービスは現在注目を集めている。
そもそもなぜ、起業を考えたのだろうか。考えの軸は小学校時代からずっと変わっていない。
「私は結婚して子どもを産んでからも、絶対に仕事を続けたい。そして肩書きの外枠を取り払ったときに、自分に価値のある人間になりたいのです。自分の存在が消えてしまわないように」
就職内定後、野田さんは会計士事務所でアルバイトとしてHP制作を担当することになった。パソコン知識は豊富ではないため、スキルを全部独学で身につけた。
大学3年の冬、所長に異業種交流会を勧められて参加。交流会で出会った方にHP制作を任され、流れにのって会計士より起業の道を選択していく。
「昔から起業したいわけではありませんでした。いろんな偶然が重なって今の自分があります。ありがたいな、って思いますよ」
今、女性向けのおしゃれなビジネスバッグの共同制作をメーカーと行っている。これから商品化する運びだ。
「問い合わせを頂いたら、どんな仕事でも引き受けています。なんでも一生懸命やって、ベストを尽くすこと。やってみると面白いことも多いです。まずは断らないで、ためすことにしていますね」