オトナカタログ

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生活
中島健太
アジア支援団体スタッフ

日本人男性の意識や扱いにあ然

海外で自分を探したい。小学6年生のとき、テレビの地雷撤去の姿に衝撃を受けた中島さんは、就職活動の頃そう思っていた。

起こした行動は大学を休学して3ヶ月間のバックパッカー。海外へ身体ひとつ、計画を立てずに行く一人旅だ。東南アジアのタイ、ミャンマー、ラオスを旅した。現地人の言葉はわからないが、お構いなし。

旅するうち、日本人旅行者たちと知り合う。そこは今まで知らなかった世界が展開されていた。

「貧困層の問題に直面して、その事実にショックでしたね。そこで会う日本人は不純な人ばかり。あ然としましたよ。また夜の歓楽街に行くと、日本人男性というだけで必ず黄色い声をかけられました。現地の人から見る日本人への意識も信じられません」

帰国後、アジアに関する本を読み漁り、問題に取り組む日本の支援団体を探して電話する――。ただ海外に飛び込んだ生活から一変した。

現在もアジア支援団体の活動をしている。

「活動に入る前の知識は、特にありません。自分の知りたいこと、好きなことであれば勉強するでしょう。まず興味を持つことじゃないっすか」

目指すは国境を超えた食の提供

今後の仕事を決めるうえで課題や困難はつきものだ。大切なのはそれに真っ直ぐ立ち向かおうとする気持ち。

「東南アジアの現地で、衣食住の環境を支援できるような楽しいカフェを開きたい。現地の貧しい子と母親たちの自立のために、自分の好きな食を提供する仕事です」

社会問題を変えたいのなら、まずは現地へ向かうこと。実際に、現地の人に聞いてみないとわからない問題はたくさんある。今年10月の新婚旅行は、半年以上かけたユーラシア大陸の横断ツアー。

「世界に目を向けても、支援活動に関わるのは近寄りがたいイメージ。興味を持ってもらうためには、楽しいところに焦点を当てる。新しい形のカフェを通じて、きっと仲間は集まりますよ」という中島さん。

目標に向かって挑戦する先には、明るい未来が開けてくるはずだ。