アフリカ南東マラウイ共和国で最も有名な日本人。街を歩けば「コーヘー」と声をかけられるという。
愛知大学を卒業後、バックパッカーを経て海外協力青年隊に志願し、マラウイで村落の開発普及に奮闘した経歴の持ち主だ。
その経験を振返り「貧困や紛争など悲惨な印象のみが報道されがちなアフリカだが、訪れてみると人々の笑顔の素敵さや生きる事へのたくましさにパワーをもらいました」と感謝する。
現地での取り組みは、成功もあれば失敗もあった。土地にある木や草、粘土を用いた灌漑施設の設置は、大きなダムと違い壊れても手軽に修理できる点が実態に合っていて、「貢献できて、かつ成果を出せた」と納得できる好例。
しかし地場の果物をつかったシェイクの販売は「男女間の労働量の違いが原因で衝突を生んだ」と挫折した。
マラウイでの山田さんの名を一気に有名にしたのは、アフリカンポップ「ディマクコンダ」(チェワ語で「I love you」の意)が人気を呼んだことだ。
現地でのHIV・エイズの感染防止に対する意識の低さに、警鐘を鳴らせないかと発表した。地元の大物ミュージシャン、ムラカ・マリロが作曲し、山田さんが歌詞を書いて歌った明るいナンバーは、「恋人同士が愛するが故にエイズ検査機関に行くが、陽性の診断を受けた彼は別れを決心。その彼を彼女が受け止める」というストーリーだ。
テレビで流れ、山田さんのメッセージはマラウイ中に響きわたった。今年3月に帰国してからは講演活動で日本中を飛び回る日々が続く。
「エイズ根絶は僕ら日本人にとっても大切なこと。高校生にも関心を持って欲しいですね。」