2006年サッカーW杯日本代表が発表された翌日。「昨日は朝から忙しい一日でした」広報部の林幹広さんは開口一番にこう語った。
林さんは選手や監督への取材対応やイベント手配、ホームページや携帯サイトの管理・更新を一手に引き受ける。これらの仕事のためには、常に選手らとコンタクトを取っていなければならない。
「体調のいい日もあれば悪い日もある。試合でうまく自分を表現できる時もあればできない時もある。それでも選手に取材を受けてもらうには、信頼関係が欠かせません」と林さん。
感慨深いのは入退団の記者会見。「毎回、何とも言えない気持ちになります。例えば昨年、森山泰行選手の退団会見を準備しました。彼は僕が高校時代から活躍していたスーパースターです。自分がこのような立場にいるのは不思議な感じがしましたね」。
林さんの仕事は「スポーツマネジメント」という分野に属する。トップクラブの勝敗が他チームの収益をも左右するなど、スポーツ業界はその他の企業とはやや異なる。
しかも広報担当の林さんは年間40〜50に上る全ての試合に同行、うち半分は出張で、1ヶ月の休みは1日程度だという。「この仕事はサッカーが好きでないと続きません」と林さん。
最近、スポーツマネジメントを目指す若者が増えている。どうすればこの業界で働けるのか。自身も大学院でスポーツマネジメントを勉強していた林さんはこうアドバイスする。
「まず、大学や専門学校でスポーツビジネスを学んでください。そしてインターンシップで実際に仕事を経験してみるといいでしょう」。
名古屋グランパスエイト Official Web Site