アナウンサーという仕事の魅力は、日々いろんな人に出会い、話ができること。そして何と言っても自分が笑顔で何かを発信すると、皆さんの笑顔が見られることだと池上さんは言う。
お客さんが子どもなのかお年寄りなのか、その土地の人たちの気質はどんなものなのか、そんなことを考えて一つひとつの舞台に臨むのが、一期一会の出会いの中でその場を最高にするための工夫だ。
仕事の転機は、タレント事務所に所属して3年目に開催されたソウルオリンピックだった。名古屋と韓国を結ぶ豪華客船ツアーの司会に抜擢された翌年から急に仕事の幅がひろがり、以後どんな仕事でも引き受けてきた。
アナウンサーの仕事の原点には仕事を支えてくれる家族があり、仲間の存在があった。振り返ってみると、高校時代に夢中になって取り組んだ合唱部でも合唱という共通点を共有した仲間がいた。
パートナーがいなければ頑張れなかったし、合唱部を大きくすることもできなかったと言う。「出会いや友だちを大事にすることで、広がっていくのです。そして、今に繋がっていきます」。
最後に「素敵な笑顔の秘訣は?」と質問してみた。
「笑顔に限らず、顔の筋肉の動きを頭に入れて再現することができるのがプロ。素敵な笑顔をするためには、普段から笑っていないと笑えません」。練習好きの池上さんらしい答えではないだろうか。
池上あきこ 『ぼいす』D'E『あ〜と。』