オトナカタログ

清掃請負業社長
生活
武田陽子
株式会社武田商店おそうじまま・代表

清掃の知識ゼロから始めた仕事

「楽しくないと続かない」がモットーの武田さん。最初の職場の営業アシスタントでは、仕事は楽しかったが、男女の仕事の条件差を実感した。

3年後には、女性初の店舗開発営業としてマクドナルドに転職。営業に関する多くのことを学んだ。

その後、出産のためにやむなく退社し、7年間の子育て期間を過ごす。「子育ては楽しかったが、心の中に何か割り切れないものを感じていました」。

しだいに仕事への意欲が芽生え始めるが、「仕事を開始するにしても、家事や育児でフルタイムの半分しか働けない。だから、企業に入社するのではなく、自分の時間を調整できる仕事をしよう」と起業の道を選択した。

女性が社会参加できる居場所に

「女の人の関わる仕事というのは、出産すると会社は待っていてくれず、自分のキャリアを続けていくことが難しい。どうしても自分の身の回りにあるものを仕事にすることが多い」と語る武田さんは、清掃請負業の会社「おそうじまま」を設立。

「会社を始めてからは仲間とビルメンテナンスの免許など、資格を取りました。自分で努力して技術を身に付け、お客様の要望に応えられるようにしないといけません」。

現在、「おそうじまま」のスタッフは全員が子どもを持った主婦である。しかし一般的に、清掃は働き手にいいイメージのない仕事。

そこで、おそうじままのかわいいキャラクターを作り、作業時のエプロンなどにプリント。また土日は基本的に仕事を行わない。スタッフに働きやすい環境を用意し、明るいイメージづくりに力を注いだ。

「女性が誇りとやりがいを感じて働ける場所をもっと広げたい」という武田さんは専業主婦だから、同じ主婦の気持ちがよくわかる。