もともと普通のOLが「ウィンドウズ95」に出会い、IT会社を設立した。また瀬戸市で市民にパソコンを教えるNPO法人の理事長も務めている。パソコンとの出会いは運命的だった。
「すぐに地域のパソコン教室へ習いに行きました。すると突然あるときに私は講師を任されて、教えながら必死に覚えていきました」。
その頃、人生の転機になったのが母親の訃報。子育て専業主婦の生活が一変した。
「私の幸せな姿を見せてあげることが母親の幸せだと思っていたが、母親の人生は何だったんだろう。やりたいこともせずに亡くなったのではないか。私は専業主婦のままでは駄目だと思いました。絶対に悔いの残らない人生を送りたい」と決心し、当時は珍しかったパソコンに情熱を注いだのである。
「今でこそパソコンを使ったあらゆる仕事をしていますが、私はパソコンのすべてがわかるわけではありません。身体はひとつです。経営、営業の他、できることは自分でやり、あとは他の人の力も借りること」と語る羽根さんの会社は、デザイン関係を夫に任せている。
他にアルバイトやパート、社内のパソコンサポートだけでは担えない面を外部の契約会社と連携している。
現在、会社経営と主婦を両立。「親の再婚、貧乏生活、アルバイト、結婚、出産、離婚・・・。小さい頃からのドラマのような生活が今になると活かされています。親の苦労を知って貧乏すると、常に何かあったときに困らないよう貯金することを覚えました。いろんな経験を積むと知恵が生まれるのです。いつも何か考えて、やりたくなりますね」という羽根さん。
自分の弱さも語れる女性のパワーが伝わってくる。
有限会社ユウアイ